オランダのアンファーニッシュド賃貸に入居してみた|壁・床・カーテンの業者選びと引っ越しの注意点
公開: 2026-08-05
オランダの賃貸には furnished(家具付き)、semi-furnished、そして unfurnished(アンファーニッシュド) があります。私たちが新居として当選した新築賃貸(家探しの経緯はこちら)はアンファーニッシュド。鍵をもらって開けたら、床はコンクリート打ちっぱなし、壁も未仕上げの状態でした。この記事では、そこから住める状態にするまでの業者選びと、引っ越し本番で学んだことを書きます。
アンファーニッシュドとは何もない部屋のこと(ただしキッチンはある)
アンファーニッシュドは家賃こそfurnishedより安いものの、初期費用がしっかりかかります。うちの場合にやることになったのは:
- 壁の仕上げ・ペンキ塗り
- 床(フローリング)を入れる
- カーテンをレールからつける
面白いのは、それでもキッチン・冷蔵庫・レンジはなぜか付いてくること。日本の賃貸ではあまりない組み合わせですよね。
そしてもう一つ大事なのが退去時は原状回復だということ。出て行くときには床を剥がし、壁を白く戻して引き渡すのが前提です。初期費用を考えるときは「入れるお金」だけでなく「出るときのこと」も頭に入れておくのがおすすめです。
施工業者探し:見積もりはピンキリ、現金払い文化に驚く
DIYで自分たちで施工する選択肢は最初から外していたので(妊娠中&時間もない)、業者探しが始まりました。最初は右も左も分からず、ChatGPTのようなAIにも聞いてみたりしつつ、基本はGoogleの口コミで探しました。
やってみて分かったこと:
- **見積もりは本当にピンキリ。**明らかに足元を見てくる業者もいれば、ちゃんとやってくれる業者もいる
- 現金払いの縛りが結構ある。「半分は現金でね」という業者もいて、ここは驚いたところ
- 地元の施工屋さんは信頼できることが多い。ただし価格は高めの可能性もある
- **相見積もり(あいみつ)は必須。**複数の業者に現場まで来てもらうと、対面したときの雰囲気で「この人は本当にやってくれるか」がかなり分かります。施工は現場を見ないと無理が出る仕事なので、現場に来てくれるかどうか自体もひとつの判断材料
私たちは値段だけで決めず、「信頼できるか」と「価格」のギリギリのバランスを攻めて選びました。もちろん、それなりの出費にはなりましたが。
床とカーテン:建築業者のおすすめと、口コミの店
床は、この建物を建てた業者が勧めてくれたところにお願いしました。カーテンも同じルートで頼めたのですが、オプションが少ないうえにかなり高かったので、Googleの口コミで評判のいい店を探してお願いしました。結果は大正解。
ここで私のおすすめをふたつ:
- **ウェーブスタイルのカーテン。**プリーツはウェーブがきれいで気に入っています
- **遮光カーテン。**南向き・西向きの窓がある家はとにかく暑くなります。オランダの家はエアコンがないことが多いので、夏はいかに日差しを遮るかが勝負。ベランダなどの日よけがない窓には遮光カーテンを入れておくのがおすすめです
引っ越し業者は「時間縛りなし」を選ぶ
引っ越し本番でも学びがありました。家族の引っ越しで荷物が多いなら、時間に縛りのない引っ越し業者を選ぶのが大事です。
「2時間まで」「半日まで」のように時間で縛る業者だと、時間が来たら途中で切り上げられるパターンがあります。実際「1日で終わります」と言われていたのに、初日に「今日はベッドは運べない」「照明は運べない」と言われた話も。ベッドで寝られない、電気がつかない初日はつらすぎます。
うちがお願いしたのは「1日でやるが、終わるまで時間の縛りなし」という契約の業者でした。実際1日では終わらなかったのですが、後日また来て、照明の取り付けやベッドのセッティングまでやってくれました。
段ボールは「返すもの」——異文化体験
最後に、オランダ引っ越しあるあるを一つ。引っ越しの段ボールは基本的にレンタルです。「段ボール付き」と言われると、日本人の感覚では「もらえて、捨てるのも自由」と思いますよね。こちらでは、きれいな段ボールは返すことが想定されています。
私たちは以前の引っ越しで知り合いに段ボールを借りたとき、「古くなったし捨てていいかな」と思っていたら「返してね」と言われて、平謝りしたことがあります。「引っ越しの段ボールは返すもの」——ちょっとした文化の違いですが、知らないと気まずい思いをするので、契約時にチェックしてみてください。
まとめ
- アンファーニッシュドは壁・床・カーテンを自分で入れる前提。初期費用と退去時の原状回復まで考える
- 業者はGoogle口コミ+相見積もり+現場に来てもらって対面で吟味。現金払い文化には心の準備を
- 夏対策に遮光カーテンはおすすめ
- 引っ越し業者は「時間縛りなし」を選ぶ。段ボールはレンタル(返すもの)かどうか確認を